上京する前に知っておきたい!看護師さんが東京で働くメリットとデメリットとは?

東京
住む場所と働く場所は慎重に決めたいですよね。

「東京で働きたい」「東京の病院でキャリアアップを積みたい」と東京への転職を考えている看護師さんも、いざ転職するとなると不安の方が大きいと思います。

交通の便や家賃相場など、あなたの現在の生活とはまるで異なるかもしれませんね。

そこで今回は、上京経験があり現在も東京で働いている先輩看護師さんに、上京して働くメリットとデメリットを聞いてみました。

今あなたが抱いている不安も解消できるはずです。

看護師さんが上京する3つのメリット

東京、上京

まずは、看護師さんが上京するメリットをご紹介します。

上京後の華やかな生活を期待しているあなた。看護師として働く上でもメリットがあるのです。今章では、看護師さんが上京するメリットを3つご紹介します。

① キャリアアップしやすい職場環境

東京の医療機関はキャリアアップしやすいと言われています。

その理由は2つ。

1つ目は、東京には大手病院や大学病院、有名な医師がいる病院が多く集まっています。設備も新しく、最先端の医療機器を導入している病院も多いのです。

また、メディアなどでも取り上げられている有名な医師の下で働けることも魅力の1つです。設備や医療機器が新しいことは複雑である分、吸収できるものも大きいと思います。

2つ目は、東京は看護協会や医療法人の団体が活動しています。地域ではなかなか行わないセミナーや勉強会などは東京で開催せれることが多いため、積極的に外部の情報を入手することができます。

病院の内と外、両方の知識と情報を入手することで、スキルが身に付いていきます。

以上2つの理由から上京はキャリアアップしやすいと言われています。

② 給料が高い

東京23区や横浜などの都心は給料が高いと言われています。

地域に比べて人口が多いため東京の病院は仕事が忙しくなりがちですが、その分お給料も上がるのです。高い病院では5年以内に月給35万円以上を稼ぐ看護師さんもいます。

地域間の収入格差は看護師の間でも起こります。平均賃金の最も低い山口県と最も高い千葉県では基本給だけで毎月4万円もの差が生じています。

基本給だけで4万円なので、夜勤手当や残業手当を含めると大幅な収入アップが見込めます。

③ 交通の便や買い物など利便性が高い

仕事とは関係ありませんが、先輩看護師さんは生活する上でのメリットももちろん実感しています。

その1つが交通の便です。地域に暮らしていると「駅まで遠い」「電車の本数が少ない」ことが理由で、移動手段が車の看護師さんが多いと思います。どこ行くにも車を出さなければならないのは正直面倒くさいですよね。

しかし、東京は移動のほとんどが電車やバスで済みます。そのため、車を所有する必要がないのです。

車を所有すると、家賃とは別途で駐車料金を請求されることが多いです。その場合、駐車料金だけで3~5万円取られます。

買い物に行くにしても近場で済んでしまいますし、メディアで取り上げられる有名なお店は東京に集まっているので、楽しい生活を送ることができるはずです。

看護師さんが上京する2つのデメリット

東京、雨

続いて、看護師さんが上京するデメリットをご2つ紹介します。

家賃や生活費が高い

家賃や生活費が高いことです。

駅から近いほど、築年数が新しい分、部屋が広い分、家賃が高くなります。その中でも家賃の決め手は東京のどのエリアに暮らすかです。

次のデータは東京のエリアごとの家賃相場です。(ワンルームを想定しています。)

エリア 家賃相場
東京 約10万円
新宿 約9.5万円
渋谷 約11万円
池袋 約7万円
吉祥寺 約7万円
横浜 約7万円

上記でご紹介したエリアは東京の中でも家賃相場の高いエリアです。

続いては、少しランクを下げて東京郊外の家賃相場をご紹介します。

エリア 家賃相場 近場
中板橋 約10万円 池袋まで約10分
中野
高円寺
阿佐ヶ谷
約9.5万円 新宿まで約10分
東小金井 約11万円 吉祥寺まで約10分
八王子 約7万円 吉祥寺まで35分
藤沢 約5万円 横浜まで20分
二子新地 約6~7万円 渋谷まで15分
山手
磯子
根岸
約6~7万円 横浜まで10~15分
新小岩 6.5万円 東京まで15分
家賃や生活費を抑える方法

家賃と生活費を抑える方法をご紹介します。

家賃を抑える方法は次の2通りです。

  • 寮のある医療機関へ転職
  • シェアハウスを利用する

看護師寮が完備されている病院は意外とあります。寮と言われると、あまりいいイメージを抱かない方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、福利厚生が充実している医療機関では、オートロック完備、共有部分のフロアはホテル並、一人暮らしには十分すぎる部屋の広さ、家具完備など充実した看護師寮も多くあります

自分で暮らすとなると、10万円は超えるようなマンションに、月2~3万円程度で済むことだってできるのです。

また、寮を完備していなくても、家賃補助など福利厚生が充実している医療機関もあります。帰宅してから同僚や先輩と会いたくない方は、家賃補助が毎月支給される医療機関をおすすめします。

情報量が多い分正確な情報が入手しずらい

東京は人口が多い分、医療機関の数も多いです。

そのため、転職先の評判や働きやすさなどの正確な情報が入手しずらいことがデメリットとして挙げられます。

そんなとき、ネットだけで情報を集めようとしてはいけません。自分で直接見る、聞くことが最も正確な情報なのです。

方法としては2種類あります。

  • 知人に聞く
  • 看護師転職サイトを利用する

気になる病院に知人が務めている場合、直接聞いた方が確実な情報を得られます。人間関係なども手に取るように分かるはずです。

知人が勤めていない場合、看護師転職サイトを利用しましょう。看護師転職サイトはネット上で求人情報を得られるだけではありません。

転職コンサルタントの転職支援サービスを受けることができます。転職コンサルタントとは、あなたの転職のパートナーと言ってもいいかもしれません。

なぜ転職に至ったのか、転職先に求める条件は何か、今後のキャリアビジョンはあるかなど、丁寧にヒアリングを行います。

そしてスキルや経験を踏まえた上で、あなたにピッタリの求人を紹介してくれます。

転職コンサルタントは病院の人間関係やきれいごとだけではない裏の事情も持っているのです。情報収集のためにも転職サイトを積極的に活用しましょう。

おすすめの転職サイトはこちらのページでご紹介しています。⇒『看護師の転職は求人サイトを使おう!

まとめ

女性、上京

上京をすれば環境がガラッと変わります。それは良いようにも悪いようにも、です。

あなたは何を求めて上京しますか?

上京に楽しさだけを求めてはいけません。期待よりも不安の方が大きい方は良い精神状況だと思います。

家賃補助、知人の協力など工夫次第でデメリットはメリットに変えられます。

情報収集を入念に行い、充実した上京生活と転職の成功を願っています。