勤続年数1年目の看護師さんでも住宅ローンの審査に通るの?

住宅ローン

住宅ローンを組む際は、収入や職業が重視されます。

正社員または公務員として働いている看護師さんなら、収入も安定しているため住宅ローンの審査に通過しやすいでしょう。

では、勤続年数の浅い看護師さんでも住宅ローンの審査に通過するのでしょうか?

答えは「通過すると思われます」です!曖昧な表現で申し訳ありません。審査に通過するかしないかは勤務先の病院によって変わります。

国立病院や大学病院などの規模が大きく経営が安定している病院で働く看護師さんは、勤続年数1年でも住宅ローンの審査に通る可能性が高いです。

反対に小規模なクリニック、患者数が少なく経営も不安定な病院で働いていれば、審査に落ちるかもしれません。

今回は、勤続年数の浅い看護師さんの住宅ローン情報の審査通過率についてご紹介します。

勤続年数1年目の看護師さんでも住宅ローンを組める理由

住宅ローン、相談、窓口

看護師さんは他職種と比べても住宅ローンの審査に通過しやすい傾向にあります。

まずは給料の高さです。看護師は女性の職業の中でも収入が高い職種です。

収入が高ければ返済能力も高いと見なされるため、住宅ローンのような高額ローンも組むことができるのです。

また、国立病院に勤務している看護師さんは職業が公務員にカテゴライズされます。

そして、住宅ローンを始めとした信用取引の審査で有利になる職業が公務員です。

公務員 ⇒ 大手企業社員 ⇒ 中小企業社員 ⇒フリーランス・自営業 ⇒アルバイト・パート

公務員はリストラされる心配もありませんし、恒久的な安定感があります。収入もそこそこもらっていますし、公務員且つ高収入の病院で勤務しているとなれば怖いものはありません。

住宅ローンを組む上で不利になる看護師さんの特徴

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国立病院で1年以上勤務している看護師さんでも審査に落ちることがあります。

看護師さん全員が住宅ローンの審査に通過するとは限らないのです。

今章では、勤続年数が長く収入も高い看護師さんでも審査に落ちるケースをご紹介します。

他社借り入れ件数や金額が多い

住宅ローンの審査に申し込む以前に、消費者金融や銀行カードローン、クレジットカードのキャッシング枠などの他社から借り入れている場合は審査に通らないこともあります。

他社借り入れが3件以上あると信用情報がマイナス評価されます。

完済しても、解約していない借り入れがあれば1社としてカウントされます。

1社少ないだけでも住宅ローンの審査通過率はグッと上がるのです。まずは信用情報を確認し、ご自身の借り入れ件数をチェックしてみましょう。

信用情報の開示申請方法

信用情報は確認するためには、信用情報機関に開示申請を行います。

信用情報機関は株式会社日本信用情報機構、株式会社シーアイーシー、一般社団法人全国銀行協会の3機関です。

信用情報機関によって開示申請方法と手数料が異なります。

信用情報機関 開示申請方法 手数料
株式会社日本信用情報機構 窓口、郵送、Web 窓口・・・500円 郵送、Web・・・1,000円
株式会社CIC 窓口、郵送、電話、Web 窓口・・・500円 郵送、電話、Web・・・1,000円
一般社団法人全国銀行協会 郵送 1,000円

窓口は手数料が安いですが、忙しく働く看護師さんなら窓口に行く時間はありませんよね。

一刻も早く信用情報を開示したい方は、郵送よりもWebで開示申請を行うことをおすすめします。

他社3社以上から借り入れている場合は、利用していないキャッシングを解約する、または1社にまとめましょう。ローンを1本化させることをおまとめローンと言います。

複数社ある借り入れを1本にまとめることで借り入れ件数が減ることはもちろん、返済日が減るためストレスが軽減されます。

しかし、月々の返済額を減らすことで返済期間が延長され、その分総返済額が増加することもあります。

おまとめローンを利用する際は月々の返済額だけでなく、総返済額や返済期間も重視しましょう。

非常勤・パートで働いている

非常勤・パートで働いている看護師さんは住宅ローンの審査に通過する可能性が低いです。

無担保ローンと言われるフリーローンやカードローンはアルバイトやパートの方でも審査に通過します。

しかし、住宅ローンの場合は額が高いことからほとんどの民間金融機関で非常勤やパートの方の審査申し込みを受け付けていません。

審査に通過しないことはおろか、申し込みすら受け付けてもらえないのです。

しかし、住宅金融支援機構のフラット35であれば雇用形態問わず申し込み可能です。フラット35は国の政策として広く住宅資金を貸し付けている住宅ローン。

ただ、民間の金融機関よりも審査が厳しくないとはいえ、住宅ローンなのである程度の勤続年数が必要です。

最低でも1年間の勤続年数、且つ源泉徴収票や給与明細書など複数枚の収入証明書が提出できて、ようやくスタート地点に立つことができます。

クレジットやローンの支払いを延滞したことがある

借り入れ件数が1件であっても、長期間あるいは頻繁に延滞をしている場合は住宅ローンの審査通過率が低くなります。

長期間とは1~2か月程度の遅れを指します。それだけ支払いが遅延していれば、カード会社からも催促されるので確信犯でしょう。

また、1~3日程度の支払いの遅れは延滞として分類されませんが、少しの遅れを頻繁に繰り返している場合は信用情報に傷がつきます。

信用情報に傷がつくと、住宅ローンの審査にも悪影響を及ぼすので注意が必要です。

まとめ

お金、借りる、審査通過

看護師さんは収入も高く安定しているため、住宅ローンの審査に通過しやすいのです。

しかし、

  • 非常勤やパートで働く方
  • 既に消費者金融や銀行カードローンを3社以上から利用している方
  • クレジットカードやカードローンの支払いを長期間あるいは頻繁に延滞している方

上記の項目に当てはまる方は住宅ローンの審査に通過する可能性が低くなります。

住宅ローンに申し込む前に、「どの住宅ローンなら利用できそうか」「解約できる信用情報はないか」などチェックしてみましょう。

現在カードを利用している方は、将来住宅ローンを含む高額ローンの審査を受ける際利用履歴が影響することを念頭に、計画的に利用しましょう。