「人は第一印象で9割決まる」わかってはいるものの、身だしなみを整えるのは時間も手間もかかるもの。「忙しくてTPOなんて気にしていられない」なんて看護師さんも中にはいるのではないでしょうか?
しかし、転職の面接は一度きり。限られた時間で面接官に良い印象を抱いてもらうためには、服装を始めとした身だしなみを気にする必要があるのです。今回は転職中あるいは転職を考えている看護師のあなたに向けて、面接時にふさわしい服装をスーツの色合いから鞄・靴の選び方までトータルコーディネートでご紹介します。
目次
面接で好印象を与える服装
まずは、初対面の方に対して決定的な印象を与える「服装」についてです。面接は必ずスーツを着て臨みましょう。たまにオフィスカジュアルなどの出勤で着用している服装はもとより、普段着のようなラフな格好で面接に向かう方もいらっしゃいます。
あなたが面接官なら普段着のような格好の看護師さんと、シワのないスーツを着用している看護師さん、どちらを採用したいと思いますか?答えは出ていますね。では、スーツの色合いとシャツの色合いについて詳しくご紹介します。
スーツの色合い
スーツの色合いは、ベージュ、ブラック、ネイビー、グレーの4種類が無難でしょう。
スーツそのものはスカートでもパンツでも構いませんが、リクルートスーツはあまり好印象を受けません。看護師さんは華やかさも必要な職業。患者さんがコミュニケーションをとりやすい雰囲気の持ち主かどうかも服装でチェックされます。
シャツの色合い
面接時に最もふさわしいシャツの色合いは白が無難です。しかし、少し固い印象を持たれてしまいかねません。少し柔らかい印象を抱いてほしいなら、薄いピンク、薄いブルー、薄いクリーム色をおすすめします。
寒い季節はシャツとジャケットの間にセーターやカーディガンを挟んでも構いません。セーターやカーディガンは緩いものではなく、身体にピッタリのサイズを選ぶことをお勧めします。
面接にふさわしい鞄
面接の入退出の際に意外とみられているのが鞄。A4の書類が入るサイズの黒の鞄があればベストです。しかし、黒やブラウンでシンプルな形でビジネス向きの鞄であればハンドバッグでも構いません。その場合は、書類は封筒などに入れて大切に持ち歩くようにしましょう。
面接で悪い印象を持たせない靴
「靴の見た目で第一印象が決まる」とも言われているように、スーツと同じくらい重要な靴。もはや面接は靴から見られると言っても過言ではありません。理想は黒やベージュ色のヒールが低いパンプスです。色合いはスーツの色と合わせるのが良いでしょう。
面接でNGなのがハイヒールやピンヒール、ブーツです。雨だからと言ってレインシューズを履いていくのも好ましくないでしょう。
面接で清潔感を持たせる髪型
面接では、相手に清潔感を持たせることが何よりも大切です。清潔感が最も出やすいのは髪型。いくらスーツがビシッと決まっていても、髪型がぼさぼさなら不潔な印象を与えます。
髪の毛が長い方は上の写真のようにまとめるようにしましょう。
髪の毛が短い方も、下の写真のように耳にかけて顔がはっきり見えるようにセットしましょう。
普段から髪の毛をいじってしまうのが癖になっている方もいらっしゃいます。そのような方は髪を一切気にしなくてもいいようにワックスやジェル、スプレーなどでしっかりと固定させてください。(あまりベタベタとつけすぎると、髪の毛が油っぽく見えるので注意が必要です。)
面接で表情を豊かにさせる化粧
面接は、人と人とのコミュニケーション、会話で成り立っています。面接だからと言って、一方的に主張をすればいいというものではないのです。相手から投げられたボールを表情力豊かにキャッチする方は、相手に発する言葉にも温かみや好印象を与えます。
その表情力を後押しするのが化粧です。あなた本来の人間性を表現させるメイクはナチュラルメイクに限ります。
前日からパックやクリームなどで保湿をしっかり行い、当日はアイメイクやチーク以上にベースメイクに力を入れましょう。ナチュラルメイクを作るベースメイクについては次の手順をご参考ください。
① 化粧下地(日焼け止めでも可)を塗る
② コンシーラー(シミやニキビ跡、クマが気になる場合)を塗る
③ ファンデーション(またはCCクリーム、BBクリーム)を塗る
④ パウダーを軽くはたく
転職に成功するカギは面接の第一印象
いかがでしたでしょうか?看護師さんは日々の業務で多くの患者さんとコミュニケーションをとる職業。ましてや患者さんの入浴介助や食事補助を行うとなると、清潔感が第一になりますよね。
面接だからと言って服装を厳かにしてはいけません。当たり前のことと思わずに、この記事で紹介した服装を参考にして面接に臨んでみてください。最後までご覧いただいたあなたが面接で力を出し切れることを願っています。
面接のポイントについてはこちらの記事をご覧ください。⇒『看護師の転職!面接でよく聞かれる質問とは?』