看護師の転職!面接でよく聞かれる質問とは?

面接

看護師の転職で避けて通れないのが面接です。志望度が上がれば上がるほど、緊張も増してきますよね。しかし、看護師の転職の面接では必ず聞かれることがあるのです。この内容を知っているといないとでは、転職先が大きく変わってくるかもしれませんよ?
転職には面接に加えて履歴書の提出もあります。履歴書の書き方についてはこちらの記事をご覧ください。
成功する看護師の履歴書の書き方とは?

面接前に事前に準備しておくべき内容

まず、面接前に準備しておくべき内容をご紹介します。この内容を考えていないと面接でご自身の言いたいことが言えなくなってしまいます。面接は暗記ではありませんが、ある程度のご自身の考えや情報をまとめておくことが大切です。

転職理由

まず、転職理由です。転職理由とは志望動機とは異なります。「なぜ転職に踏み切ったのか?」「退職したのか?」を考えてみましょう。転職理由を突き詰めて考えるとご自身の今後なりたい姿が浮かんでくるはずです。

出産や育児、転居や介護などやむを得ない理由で退職した方は、これからまた看護師として働ける、または働きたいということを伝えましょう。反対に人間関係などで退職した場合は、退職理由を伝えるのは避けた方がよさそうです。どれだけつらい職場だったとしても人間関係を理由に退職することは、採用する病院側にとってネガティブなイメージに伝わってしまうのです。また、前の職場の悪口を伝えることも当然あなたに悪い印象を与えてしまいます。ネガティブな理由で退職をした方は、今後あなたのなりたい姿をイメージしてポジティブな退職理由を考えるようにしましょう。

応募先の情報収集

あなたの考えをまとめるのと同じくらい大切なのが、応募先の情報収集です。そもそも、応募先の情報を知らなければ志望することもできませんし、面接内容を考えるのも身が入らないと思います。病院のホームページやパンフレットを見るだけでなく、実際に働いている方の声を聴く、あるいは病院の雰囲気を知るために病院見学に行ってみてください。
情報収取で最も大切なのは、働き方が希望する条件に沿っているかです。どんなに良い職場でも、希望する勤務体制や勤務形態で働くことができなければ長く勤めることはできません。そうならないためにも事前に情報収集が重要なのです。

応募先への志望動機

応募先の情報収集を調べたら、その情報を見てあなたが何をしたいと思ったのか、なぜ強く働きたいと思ったのかを担当者に伝えましょう。志望動機は病院側も最も重要視する部分であり、この志望動機をもとに最初の仕事が割り振られたりもします。つまり小手先の内容では通用せず、あなたがこの病院で働く姿を担当者に想像させることが重要です。
転職理由応募先の情報ご自身のスキルなどそれぞれに繋がりを持たせて内容を考えると
説得力のある志望動機にまとめることができます。志望動機を考える上で注意すべき点は、応募先の職種や病院の方針と食い違った内容を言わないことです。

これまでの実務経験・自分の看護観

これまでの経歴やスキル、経験してきた仕事や立場などをまとめてみましょう。実務経験を書き出してみることで、ご自身の仕事での強みや価値観が表れてくるはずです。先ほどもお話ししましたが、キャリアは志望動機を考える上でも重要な材料になります。また、これまでの経歴の中から、印象に残った場面、お世話になった方、尊敬する先輩看護師などを思い出して、ご自身の看護観を形成しましょう。看護観は突然言葉にして話すことができる方は少数です。事前に考えてまとめて、面接では勝手に口から言葉が出てくるくらい練習しておくことをおすすめします。

自己PR

転職の場合の自己PRは、新卒の自己PRとは少し異なります。新卒の場合は、実務がないため「一生懸命さ」「真面目さ」「やる気」も重要視されましたが、転職の場合はこれまでの仕事の具体的なエピソードを踏まえてご自身の強みを見つけましょう。自己PRに伴って長所や短所も聞かれることがあるため考えておくといいでしょう。長所は仕事に影響を与えること、短所は仕事での失敗談とその対策まで伝えられると相手に好印象を与えます。

場面別!面接で注意する点

続いて、実際に面接を行う際に注意する点をご紹介します。

訪問時

面接の10分前には到着するよう心がけてください。面接は病院に着いた時から始まっています。受付では聞かれる前に自分から名乗って、来院の目的を伝えてください。部屋に通されたら着席せずに椅子の横で起立して担当者を待ちましょう。担当者が部屋に入ってきたら相手に向かって元気よく挨拶すれば第一印象が良くなります。

着席時

担当者から「お座りください」と言われるまで着席しないようにしましょう。座る位置も重要で、浅すぎず深すぎず腰かけるのがベストです。以下の画像の座り方を参考にしてみてください。

面接、座り方

面接開始時

面接では先ほどご紹介した内容を基に質問されます。内容も重要ですが受け答えもチェックしています。考えてきた内容を暗記する、あるいはぼそぼそ話すのはマイナス評価です。相手の目を見て元気よく答えれば内容が飛んでしまってもカバーすることができます。

質問

担当者は質問したい内容を聞き終えたら、あなたから質問する機会を与えてくれます。ここでの質問は業務に関係している、あるいは病院への志望度が伝わる内容が良いです。質問したい内容が思いつかないなんてことにならないように、事前に考えておくことをおすすめします。

退室時

時間を割いて面接してくれた担当者に感謝の気持ちを伝えましょう。終わったことにほっとして気を抜かないように気を付けてください。病院を出るまで面接は続いていると考えましょう。